令和6年度 大型車の車輪脱落事故防止の取組について
2024.11.6
車輪脱落事故が多発している現状を踏まえ、国土交通省と関係団体による「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る連絡会」は、「令和6年度緊急対策」として各事業者が取り組むべき方針を示したところです。
また、東北トラック協会と東北運輸局を事務局とする「東北地域事業用大型車の車輪脱落事故防止協議会」は、昨年度に続き「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施することとしております。
詳細は下記よりご参照いただき、車輪脱落事故撲滅および輸送の安全確保に努めていただきますよう宜しくお願い申し上げます。なお、啓発ポスターとステッカーは、後日会員事業者に配布する予定です。
○「令和6年度緊急対策」実施事項
○「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」実施事項
1.日常点検に係る運転者指導教育の徹底
例年11月から12月に車輪脱落事故発生件数がピークとなること、車輪脱落事故の大半が脱着作業から2か月以内に発生していることに鑑み、運送事業者が令和6年10月から12月の間(できるだけ早い時期)に実施する大型車の運転者に対する指導監督において1回以上は次の啓発動画(①~③)等を用いた車輪脱落事故防止に係る指導を行うとともに、特に車輪脱着後の2か月間は日常点検の確実な実施について重点的な指導を適宜実施すること。
2.「走る前、左後輪点検キャンペーン」の実施
大型車の運転者に、運行前の日常点検時のほかに、休憩、食事、荷扱い等での停車の都度、走る前に左後輪のホイール・ナットに脱落や緩みがないか目視等による確認を実施させること。
また、東北トラック協会が作成する啓発ステッカ―の貼付等により、「走る前、左後輪点検」の実施を促すこと。
なお、当該キャンペーンは通年で実施するものとする。
3.ホイール・ナットマーカーを活用した点検の普及
ISO方式のホイール・ナットの緩みの点検方法に追加された「ホイール・ナット及びホイールボルトへのマーキング」及び「ホイール・ナットの回転を指示するインジケーターの装着」による方法の活用に取り組む。
秋田県トラック協会で啓発チラシを作成し、今後定期的に発信することといたしました。